臨床研究論文

フュージョンセルとその臨床研究結果

日本で行われたフュージョンセルの臨床研究

免疫細胞治療といっても、いろいろな種類があります。フュージョンセル治療の特長は、自分のがん細胞をDNAレベルで特定することで、免疫システムを働かせ、効果的にがんを攻撃するものです。この治療は、世界屈指のがん研究の拠点として知られるハーバード大学ダナ・ファーバーがん研究所のドナルド・キーフ教授と東京慈恵会医科大学名誉教授の大野典也先生らが開発したものです。キーフ教授は、「フュージョンセル治療」を確立した第一人者です。フュージョンセル治療は、患者から取り出した樹状細胞と、同じく患者から取り出したがん細胞を体外で融合させ、がん細胞のDNAレベルの情報を獲得し、がんを攻撃できるのです。さらに、この方法に大野典也先生が改良を施し、がん細胞と樹状細胞の融合細胞に、ある決められたタイミングでIL12サイトカインという製剤を患者さんに投与し、免疫細胞をさらに活性化できるようにしました。こうして「フュージョンセル治療」が確立していったのです。

このフュージョンセル治療が確立した当初、脳腫瘍患者15名に対して臨床研究を行いました。この15名はすべて、外科手術、化学療法、放射線療法の三大治療を受けてきたにもかかわらず症状が改善されず、いわば、打つ手がなくなっていた状況で臨床に参加しています。そのなかで、15例中著しい効果が見られたのが4例、増殖が止まったのが3例と2種類のがんを患っているケースで一方だけ効果がみられた1例を含めると、半数以上に治療効果が認められたのです。最も治療の難しいといわれる脳腫瘍の打つ手なしの患者さんに半数以上の効果が認められたということは素晴らしい成果であると言えます。

脳腫瘍(グリオーマ)患者15名に対するフュージョンセルワクチン+IL12第2相試験
脳腫瘍(グリオーマ)患者15名に対するフュージョンセルワクチン+IL12第2相試験

フュージョンセルに関する研究論文

Prevention of gastrointestinal tumors based on adenomatous polyposis coli gene mutation by dendritic cell vaccine
前臨床試験論文

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Results of a phase I clinical trial of vaccination of glioma patients with fusions of dendritic and glioma cells
臨床試験論文

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Vaccination of Glioma Patients with Fusions of Dendritic and Glioma Cells and Recombinant Human Interleukin 12
臨床試験論文

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樹状細胞とがん細胞の融合細胞を用いた特異的がん免疫の誘導 (日本語)

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樹状細胞とがん細胞の融合ワクチン (日本語)

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樹状細胞と癌細胞の細胞融合による特異的癌免疫療法 (日本語)

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ハーバード大学医学部にてアビガン教授が主導で研究が進んでいます。

Dendritic cell-based immunotherapy for mayeloid leukemias
アビガン教授論文

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Clinical trials of dendritic cell-based cancer vaccines in hematologic malignancies
アビガン教授論文

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BMT CTN Protocol 1401 – Phase II Multicenter Trial of MM fusions
こちらは、多発性骨髄腫の治療を対象とした、現在進行形の全米複数拠点型第二相治験の情報です。

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Posted by fusioncell